あ め だ ま 図 書 館

読んだ本を紹介!本の世界へようそこ!

「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂冬馬

2022年本屋大賞受賞作。本屋で見ない日はなかった本作をようやく読みました。 『同志少女よ、敵を撃て』 第二次世界大戦中の1941年〜1945年にソ連とドイツの間で行われた独ソ戦(東部戦線)での ソ連の女性狙撃兵にスポットが当てられている。 ナチス・ドイツ…

『四畳半神話大系』 森見登美彦

今年のお盆に下鴨神社で毎年行われる 下鴨神社古本市に行こう。と 森見好き達を集めているので森見登美彦を読み進める。 むかし読んだことと、アニメを見た記憶があるものの全くもって覚えていない。 本を読んで感想を書くとこれが少し記憶に定着するという…

『おとなになるのび太たちへ』

あめだまの世代1990年代は、ドラえもんをみて 育ってきたと言って過言ではないと思う。 ドラえもんで友達の大切さを知り、 「こんなことできたらいいな、 あんなことできたらいいな」 夢に向かって妄想を広げてきた。 『おとなになるのび太たちへ』 子供のこ…

『毎日が楽しくなる17の物語』 志賀内泰弘

タイトルに惹かれて読んでみることにした。 毎日楽しく生きれるなら、それ以上の喜びはないだろう。 最近平日は仕事に追われ何も手につかず帰っては寝るを繰り返していましたが、 土日含めて突然の仕事の発生もなく組んだ予定を全力で毎日楽しんでます。 地…

『シャンデリア』 川上未映子

Kindle Unlimitedが最近特に偉大で、 電車に乗ってる隙間時間やタバコをふかしながらの隙間時間にスマホでさっと読めるので、 インスタやTwitterなどなど目的もなくネットの海に彷徨わずにすむのが、気持ち的に有意義だなと思ってます。 月額980円かかるもの…

『「すぐやる人」の読書術』 塚本亮

私の部屋には、一昨日脱ぎ捨てたコートや、週末に家で飲んだウイスキー「ワイルドターキー」、ポストに投函された広告の紙なんてものが そこらかしこに転がっている。 片付けねばと思うのだが手は動かない。 おそらくまた来週に友達が家に来るまで、 思い立…

『スクラップ・アンド・ビルド』 羽田圭介

あめだまが本を ちょうどあまり読まなくなった頃に、 長年のノミネート落選を超えて、 芥川賞受賞でちまたを騒がせていた本作。 タイトルのスクラップアンドビルドから仕事に からむ建築的なものを感じて、 過去を取り返すために本作を手に取った。 『スクラ…

『生欲』 朝井リョウ

いろいろなところでみかける2023年に1番お勧めされている本ではないだろうか。 今2022年本屋大賞の『同志少女よ、敵を撃て』を読んでにも関わらず、 恥ずかしながら本屋大賞2022年のノミネート作品だと知らずに、 なんとなくディープな世界が広がっていそう…

『コンビニ人間』 村田沙耶香

Kindle Unlimitedの中にあったので出張に向かう 新幹線の中で読んだ。 最近本屋でもインスタでも見かけ気になっていた。 読んでいる新幹線では広島の方面から横浜まで 高校生が修学旅行にうかれ動物のように騒いでいた。 人間は高尚にとりつくろい地球の頂点…

『ファラオの密室』 白川尚史

2024年「このミステリーがすごい」大賞受賞作 古代エジプトで巻き起こるミステリー。 テーマがツボすぎる。 『ファラオの密室』 古代エジプトについて少し詳しくなり、 ミステリーとしての満足感も大きく有り、 人情劇な部分でも心温まる、そんな作品です。 …

『うつくしい人』 西加奈子

私たちは他人の目を気にして生きている。 その気持ちがゆっくり解けていく。 そんな口コミをととに手に取った一冊です。 挨拶が遅れました、 新年明けましておめでとうございます。 昨年末から始めた本ブログも初めて1ヶ月になりました。 1ヶ月で漫画も合わ…

『将棋の子』 大崎善生

ノンフィクション系100選とかで見かけて、 手に取った本作。 「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」で ノンフィクション面白やない!から 私を知らない世界に連れて行ってくれないか! と次は将棋の世界を覗き込むことにした。 『将棋の子』 最近では…

『女のいない男たち』村上春樹

村上春樹ってなぜか、食べず嫌いというか、 熱狂的な人たちがいると天邪鬼的に 遠ざけてしまっていたので、 そんなのでは、ダメだとかからとして 本作を手に取った。 『女のいない男たち』 読み終わって、失敗したなと思った。 大作家村上春樹との出会いが本…

『世界の1流は「雑談」で何を話しているのか』ピュートル・フェリックス・グジバチ

タイトルに惹かれて読み始めた本作。 正直、ベースがビジネスにおいての「雑談』について書かれており、人に勧めるほどの本でもないかってのが正直な感想です。 ただ、会社での雑談に悩んでる方や、営業職の方は是非読んでみることをお勧めします! 1流のビ…

『推し、燃ゆ』 宇佐見りん

ホロライブ所属のVtuber儒風体らでんの 12月の推薦図書ということで手に取った本作 まず、私が本屋や古本屋で見かけても この本を手に取ることなかったであろう。 気にならないものほど、 実は知らなかった世界がそこにあるのでは と、しかたない。 推薦する…

『夜は短し、歩けよ乙女』 森見登美彦

またしても名作です。 まず、文体が独特で、森見登美彦の世界に張り込んでしまったような変わった体験をしました。 間違いなく京都に行きたくなる作品です。 なんですかね?京都独特の世界観というか、 面白おかしい爽快な街、「鴨川ホルモー」とか 京都って…

『空中ブランコ』 奥田英朗

当時の超話題作 ようやく読みましたので 語っていきたいと思います。 心がスッと軽くなるようなそんな感覚を感じる 1冊です。 これが本当に気持ちいい。 それぞれが抱える(心の)問題を、 5歳児のような心を持つ医学博士伊良部一郎の 出会いで解決していく短…

ウイスキーのあれこれ

昨日に続き、ウイスキーについて本を読んできたのでご紹介したいと思います。 『ウイスキーを趣味にする』 CROSSROAD LAB 1.ウイスキはもともと透明? 実はウイスキーは熟成(樽に入れる前)は 無職透明なんだそう。 シェリー樽やバーボン樽、ワイン樽に入れて…

ウイスキーって知ってますか?

『ウイスキーを趣味にする』 CROSSROAD 来週末ある映画の影響で、 ウイスキー会を行うことになったので、 ウイスキーの知識を仕入れました。 男が皆憧れるダンディを手にする為には 必須項目でしょう。 ウイスキーを知らない人にも説明できるように 基礎知識…

『ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者』 松坂屋美術館

すみません、皆さんを読書の道へ、 面白い本を紹介する本ブログの本題からすこしだけ外れます。 しかし、またこれも読書の延長。 読書で見つけた面白い!をいざ味わってやろうじゃないの! 待ちに待ったミュシャ展が今日から始まりましたので 名古屋松坂屋美…

『都会のカセキ』 真野ろか

今日も今日とて本の世界と ネットの大海原を泳ぎ回る筆者だが、 ネットの大海原には時に意図せず、 とんでもないものが落ちていたりするものだ。 ちばてつや賞ヤング部門第89回準優秀新人賞作品 『都会のカセキ』 2分もかからずに読めるので是非、 日常をな…

『もっと知りたいミュシャの世界』 大友義博監修

2023年12月9日から1月21日まで名古屋の松坂屋美術館で行われる「ミュシャ展マルチ・アーティストの先駆者」が始まる。 『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』で 美術館行きたい!から これは行きやすそうな展覧会が来たぞ! と思い、 バックグラウンド…

『方舟』 夕木春央

大学時代の友人が異様な地下建築を見つけ、この建築内に閉じ込められる。 地下建築『方舟』。 9人のうち死んでいいのは、ーー死んでいいのは誰か? 「地下建築」の言葉に惹かれて購入。 ミステリーを読むのは何か気合がいるものだな。。。 と読み進めている…

『目の見えない白鳥さんとアートを見に行く』 川内有緒

目の見えない人がアートを見る⁇ どうやって⁇ そんな疑問から読み始めた本作 著者の川内有緒さんの日常を切り取ったような作品。 「知らない人と繋がりたいな。旅行に行きたい!」 「美術館で感じることは自由なんだ! ピカソ作品を見て下手くそな絵と思うの…