すみません、皆さんを読書の道へ、
面白い本を紹介する本ブログの本題からすこしだけ外れます。
しかし、またこれも読書の延長。
読書で見つけた面白い!をいざ味わってやろうじゃないの!
待ちに待ったミュシャ展が今日から始まりましたので
名古屋松坂屋美術館へ行ってきました!
本ブログ1記事目の紹介本、
『目の見えない白鳥さんとアートを見に行く』にて
目の見えない白鳥さんが美術館にはまったきっかけになった、
名古屋 松坂屋美術館へ。
この展示は実は絵画だけでない
マルチ・アーティストの先駆者であった
ミュシャをテーマに
日本初来日92点を含む、
全169点の展示がされている。
この日に備えてミュシャについて調べ倒した筆者。
それでも新たな発見と知識で得た現物を目の当たりにして、心奪われました!!
過去に1、2回は美術館に行ったことがあるが、
知識も乏しく、周りの発する空気に飲み込まれ、
邪魔にならないようにしないと。とか、
恥ずかしいこと喋ってないよね?とか
空気を読むことにに必死で絵に全力集中できず、
なんか綺麗な絵だったけど、うん。。。
と正直あまり楽しめなかった。
だが今回は違う、ミュシャを私より知っている人がいるのなら教えてくれ!と自信に満ちた状態であったのがよかったのか
他のことを気にすることなく、ミュシャの作品にのめり込めた。
美術を感じることは自由なんだ!と教わったが
過去の経験からと知識欲が勝ってしまい
色々調べてからの参戦となりました。
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美術、おもしろいじゃないの!!
本展示は映像作品を除く展示は写真撮影OKとのことだったので、
自分が「よかった。。。」と思った箇所を
写真付きで語っていこうと思います!
これから行かれるって同志の方はそっと閉じで、
行かれたら語り合いましょう!
あ、その前にミュシャって誰ぞや?との方に
前日まとめました、ミュシャの記事を是非
ご覧ください!
lollypoppit-blog.hatenablog.com
①代表作サラ・ベルナードの舞台ポスター
有名作『椿姫』、
最後のポスター『ハムレット』などなど
当時パリの街に飾られていたものが並ぶ
贅沢な空間が広がっていた。
本でポスターのサイズを知ってはいたが
実際見ると声が出た。
圧巻。
細かく見ていくと年代が新しくなるにつれて、
書き込みの細かさや、
当時リトグラフという
印刷技術で作られたポスターのせいなのか、
色味が本と少し違う?と
本で見た作品との若干の色による
雰囲気の差を感じる。
他にも色々感じていた違いや、
年代を並べて比べることによる気付きなど
面白さを感じた。
リアルってすごいやん。。。
②1番好きだと思った作品『黄道十二宮』
あれ?思ったより小さい。
12星座が背景に描かれている装飾の細かさから、
もう、2回りほど大きいと勘違いしていた。
それもそのはず、もともとカレンダーとして
制作されていたのだから、
部屋の壁に貼れるベストなサイズを考えると
このサイズであろう。
また、
あれ?この下側に書いてある部分ないじゃん。
調べてみるとこの作品は当時も人気が高く、
カレンダーのバージョンやカレンダー、
装飾パネルなどなど
少なくとも9種類バリエーションがあるそうだ。
また、
妻が自分の星座の乙女座が気持ち悪いと。
これも諸説ありそうではあるが
エジプト風に描いたのではとのことだった。
③二番目に好きな作品『月光』
他の作品に比べて色彩が暗い。
他の作品は華麗で美しいと感じるのだが、
この作品はどこかミステリアス。
この作品は『四つの星』の4枚の絵の1枚である。
四つの星はミュシャが手がけた、
装飾パネルの最後のシリーズ。
月光を女性の肌を照らす光で表現されている。
ミュシャは他の作家に比べて秘密主義で多くを語っていないそうだ。
そんなミュシャの謎めいた部分というのが
少し垣間見えているのだろうか。
展示は4枚のうちの2枚しかなかったが
2番目に好きだと思っていたものを見れて
運命的なものを感じてしまう。
展示のない2枚も含めて、
4枚並べた姿をいつか見てみたい。
④知らなかったこと
また、本やYouTube、ネット記事にも
見つけられなかった
ミュシャの学生時代や美術館アカデミー時代、
いわゆる売れる前に描かれたの
素描や手帳なんてのも展示がされていた。
中でも面白かったのは、
初恋の相手を思って書いた
頭文字Jのイニシャルモチーフのデザイン画
なんてものがあった。
結婚も遅かったし、
実は女性を苦手に思っている書かれてるけど、
めっちゃロマンチストなんじゃん!
これは是非皆さんにも展示会場で見てほしい!
トータルとして大満足である。
他にも本の挿絵やミュシャデザインした商品のパッケージ、アクセサリー、銅像などなど
面白いと感じることはたくさんあるのだが
これくらいにしておこう。
本をきっかけで、新しい世界へ一歩踏み入れることができた。
本を読まなければ私はここには来れていなかっただろう。
また、この訪問により、
ミュシャの作品の他の作品の展示がある堺アルフォンス・ミュシャ博物館
名古屋市美術館で始まるガウディとサクラダファミリア展
スラブ民族などなど
新しい世界の扉を見つけることができた。
ワクワクが止まらない!