あめだまの世代1990年代は、ドラえもんをみて
育ってきたと言って過言ではないと思う。
ドラえもんで友達の大切さを知り、
「こんなことできたらいいな、
あんなことできたらいいな」
夢に向かって妄想を広げてきた。
『おとなになるのび太たちへ』
子供のころドラえもんに影響されて、
今があるかのように、
いろんなジャンルの元のびた達総勢10名が
おとなになるのび太に向けて
ドラえもんの話を元に、伝えたい思いが
語られている。
子供の頃に読みたかったな。ってのが本音だけど
30歳まだ大人になりきれないのび太として、
すごく面白かった。
夢を叶える。
どうやって生きていこうか。
そんな悩みがある人に勇気をくれる一冊です。
あめだま的評価★★★★☆(4)
『おとなになるのび太たちへ』
初出版:2020年9月8日
著者:藤子・F・不二雄
-本の概要-
夢をかなえるドラえもんコミックス
子どもたちが憧れる職業についた10人のおとなが、
てんとう虫コミックス『ドラえもん』から、
選りすぐりの1話をレコメンド!
夢をかなえるために、
人生で必要なことを教えてくれます。
猪子寿之/アート集団チームラボ代表
「アスレチック・ハウス」
梅原大吾/eスポーツプレイヤー
「あやとり世界」
梶 裕貴/声優
「さようなら、ドラえもん」
亀山達矢(tupera tupera)/絵本作家
「オモイコミン」
菅田将暉/俳優
「サンタメール」
田村 優/プロラグビー選手
「なかまいりせんこう」
辻村深月/小説家
「ぼくよりダメなやつがきた」
なかしましほ/お菓子研究家
「だいこんダンスパーティー」
はなお(はなおでんがん)/YouTuber
「思い出せ!あの日の感動」
-あめだま的響いた内容-
・好きなことを続けること
梅原大吾/eスポーツプレイヤー
「あやとり世界」
梅原大吾は知ってる人は知っている、
日本で初めてプロゲーマーとなった人物だ。
彼は子供のころゲームばかりしていて、
親から怒られていた。
そんな彼が現在ではゲームをすればするほど
尊敬され褒められる。
ドラえもんの「あやとり世界」もそうだ。
評価される世界に変えて、
誰からもモテモテになる世界。
誰から何を言われても、自分の好きなことを
やり続けることにはとても難しい。
それでも続けた先には、
新しい別の世界が広がっている。
好きなことに正直になりたい。
・全ては自分の力に
梶 裕貴/声優
「さようなら、ドラえもん」
男の声優といえばこの人!ってくらい
今を彩る声優だ。
そんな声優にも売れない時代があるわけで
けど、そんな時代にも
彼は負けなかった。
こんなことをしたってどうにもならない、
なんてことはない。
全ては声優になるための一つだった。
夢に直向きに、なんでも声優のためにと
信じた彼は最高の声優になった。
進撃の巨人のエレン、
僕のヒーローアカデミアの轟、
海外映画の声も務めている。
全ては自分の力に。
自分の夢を追い求める姿に、
おっさんながら自分もこれからと
少年心くすぐられてしまった。
我々世代に大きく影響を与えたドラえもん。
これから大人になるのび太達にも
大きな影響を与えてくれるだろう。
あめだまも「どくさいスイッチ」って話しが
今でも覚えている。
人との関わりを大切にするのは
こう言うところから、きているのかもしれない。
本書の最後にのび太が未来の大人の自分に会いにいく話しがある。
子供の頃に夢見た自分に私はなれているのだろうか。