あ め だ ま 図 書 館

読んだ本を紹介!本の世界へようそこ!

『「すぐやる人」の読書術』 塚本亮

私の部屋には、一昨日脱ぎ捨てたコートや、週末に家で飲んだウイスキー「ワイルドターキー」、ポストに投函された広告の紙なんてものが

そこらかしこに転がっている。

片付けねばと思うのだが手は動かない。

おそらくまた来週に友達が家に来るまで、

思い立たない限りそのままだ。

こういうマインドの自分だからこそ、

本を読んで、「面白い!」で終わらないようにと

思っているが何かを意識して変えられてはいない。

そんな自分では今後の読書生活にも関わってくるのでは、と本書を手に取った。

 

f:id:lollypoppit-blog:20240202121250j:image

 

『「すぐやる人」の読書術』

初版発行:2019年11月30日

 

著者:塚本亮

1984年京都生まれ。同志社大学卒業。

ケンブリッジ大学大学院修士課程修了(心理学)。

グローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立。

『偏差値30でもケンブリッジ卒の人生を変える勉強』

『努力が勝手に続いてしまう。』

『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』

『「すぐやる人」のノート術』

『すごい早起き』など

 

 

-あめだま的要約まとめ-

 

・そもそも読書の面白さとは

 

①私が知る世界はほんの一部にすぎない

 

 本を開けば、自分とは異なる環境で育った人が

 その過程で得た知識、経験を味わえる。

 それは同じ経験であっても価値観や、

 考え方が異なるので

 私は新しい芽を育てることができる。

 

 

②読んだ時期により感じることが異なる

 

 高校の時に読んだ本に

 マーカーが引かれているところは

 今ではそれは当たり前になっていたり、

 心が荒んでいる時と晴れやかな時に読むのでは

 心に響く一文も異なるだろう。

 

つまり、自分を変えるチャンスができるわけだ。

 

 

・読書を「浪費」にしない

 

 読書は自己投資と言われるが、

 1500円で買った本のマインドを実施にうつし、

 前より1500万の利益を出すことができれば

 それは10倍の投資に成功したと言える。

 では、あなたの読書はどうだろうか?

 「いい話だった」

 で終わりになっていないだろうか。

 アウトプットまで含めてが読書だ。

 

 本を買って読んでない。

 なんてこともよくよく起こることだ。

 それは読むぞ!と

 1冊くまなく1文字、1文字丁寧に読むのは

 そりゃ疲れてしまうし、

 気が重くなって手が本に伸びないのも納得だ。

 3000円もした本をと思うかもしれないが、

 本を読む行為は、文字を読むことではなく

   「自分を変えるチャンスを掴むこと」

 太文字で書いてあるところを読んでいき、

 自分が気になるところだけじっくり読んで、

 考え、価値観を変えることができれば、

 それでいいのだ。

 自己完結する読書でなく、

 成果を出す読書をする

 

・本を手に取った理由を忘れない

 あなたがそのビジネス書を取ったのには、

 何か理由があるはずだ。

 「喋りが上手くなりたい」

 「時間を増やしたい」など様々だが

 読んでいくうちにこの解決したい疑問を

 忘れて本が語りたい何かを読んで

 自分の疑問を忘れてしまっている。

 つまり、本を読む目的を明確しておくことが

 即行動に繋がる。

 

・すぐやる人の読み方

    〜スキミング

 文章の論理構造を理解し、「さっと抜き取る」

 ビジネス書の文章は、

 「結論」「説明・例」「結論」の構成に

 なっていることが多い。

 この最初の結論をスキミングし、本を閉じ

 すぐに実践する。

 それはほんの途中であってでも、その時に

 これをしてみようと感じたら、

 すぐにアウトプットしなければ、

 頭から抜け落ちたり、後回しになってしまう。

 本を読み切ってからでは遅い。

 しかし、すぐにアウトプットできない時は

 手を動かし紙に書き出す等などアクションを

 起こす

 「誰かに教える(シェア)」として読むと

 記憶の定着も良くなる。

 

・実践しても上手くいかない

 ①ちゃんとやり方を理解できていない

  そもそも自分の生活に応用できるシーンを

  想像できているか。

  やり方の上部だけを理解し、

  本質が理解できていない場合が多い。

 ②継続できていない

  短期的な答えを求めずてしまっている

 ③そもそも自分に合わない

  この場合は、

  さっぱりとやめてしまいましょう。

  ただ、振り返り何が原因かを考えて、

  ①②でない事を確かにしましょう。

 小さな実験を繰り返し、

 自分にあった方法を見つけましょう

 

 

 

本を読みインプットした知識をアウトプットしてインプットした知識は「活用可能な知識」

に変わります

本ブログも読んだ本の話を面白おかしく話す

友達の影響もあり、

読んで消えていくでは、勿体無い。

面白いと思った本を他の人はどう感じたのかと

他の人との違いを楽しみたいと思うところが大きくあります。

 

 Imagination means nothing without doing.  (行動を伴わない想像力は、何の意味も持たない)

 

上記は作者塚本氏が本書の終わりに

残したチャップリンの言葉です。

 

本を読んで行動する。

わかりやすいので言うと

「美術を本で知り、実際に美術館に行く」

みたいに行動につながっていくのが

伝えるを超えた先の理想だと思う。