今日も今日とて本の世界と
ネットの大海原を泳ぎ回る筆者だが、
ネットの大海原には時に意図せず、
とんでもないものが落ちていたりするものだ。
ちばてつや賞ヤング部門第89回準優秀新人賞作品
『都会のカセキ』
2分もかからずに読めるので是非、
日常をなんとなく暮らす社会の奴隷の同士の方々に読んで欲しい。
【ちばてつや賞ヤング部門第89回準優秀新人賞】
— ヤンマガ新人賞@読み切り毎日投稿! (@yanmaga_new) December 8, 2023
『都会のカセキ』(1/12)#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/mcXkkoBotf
こんなに心に刺さって、心温まる42ページの漫画は久しぶりだ。
自分の最近のワクワクする気持ちがまた、
エンジンに石炭燃料をぶち込まれたように
轟音を上げて加速する。
私の仕事は、正直繁忙期になるととんでもない破滅的な生活となる。
漫画ゾン100やYouTubeでみる都会のブラック企業社畜さながらに
9時に出社して朝の5時まで働き、朝9時に出社する。
まさに仕事して徹夜して一休みして仕事して、
来る日も仕事、仕事、仕事。
仕事の中身は正直面白いのだが、仕事だけをしていると自分には何もないひどく社会に取り残されているような虚しさを感じることがある。
夜仕事を遠方で朝5時に終え、
始発の新幹線を待つ。
4時間後に始まる仕事を考え、
缶コーヒーを片手に
「こんなところでこんな時間に何をしてるだろうか。」
インスタグラムで10時間前に更新された、
結婚した友達の子供の無邪気に遊ぶ写真、
彼女と行ったのであろう友達の
おしゃれなカフェでのコーヒーとケーキの写真を眺める。
私の仕事はいつかP.A.WORKSの仕事シリーズにとりあげられる題材になると信じているし、面白い仕事だが、それでもどうしても顔を出す虚無感。
ようやく訪れた閑散期に、
私はあるきっかけで1冊の本を手に取った。
学生時代は授業中、先生の声をラジオに、小説を読み、帰宅すれば漫画に齧り付いていたが、
もう10年も前だ。
最近本を読んでも、
お金だの、生産性だの、資格のための参考書だのだ。
手に取った本は、
初めて書いたこのブログの記事の本なのだが、
この漫画のサラリーマンのようにある1人との出会いがきっかけだった。
「探さないと見逃しちゃうでしょ?
それにほら 探してたら
思ってたのと違くても
意外と近くに良いコトあるかも」
社会人になり、昔好きだったゲームや楽器を弾いてみても
「これが自分の人生の何になるんだろう。」
ゲームはクリアせずにゲオに売りに出し、楽器もクローゼットの中に眠った。
そんな自分は「本なんて...」と
長らく読んでいなかったが
そんなに楽しそうにしてるなら
まあ、読んでみるかと思い、
本を手に取り、世界が広がった。
さて今日はどんなものを見つけられるだろうか
私は今ワクワクしている